

思いのバトンをつないで――産後ケアが教えてくれた“私を取り戻す”時間
前編 では、「世界早産児デー」に寄せて、早産を経験した産後女性たちが 「産後ケアバトン制度」 を通じて自分のための時間を取り戻した体験を紹介しました。 後編では、さらに2人の産後女性の声を紹介します。 早産のあと、心身の疲労を抱えながらも、産後ケア教室で再び“自分”を感じることができた方々です。 「疲れた母から、“笑顔の母”へ――バランスボールがくれた変化」 「こどももとても小さく生まれたので、3キロ超えた3ヶ月後に退院してきましたが、風邪などひくと悪化しやすいと聞いていたので易々と外出もできず、家になるべく引きこもっていました。自律神経も乱れ、寝不足、疲労、体力不足と腰痛もあったので、ストレッチしてみたり、整体、鍼灸、整形外科など夫が帰ってきた後通ってみましたが、大して変化はありませんでした。疲れた母でした。愛想笑いがやっとでした。 たった一歩、「バランスボールを始める」ということで私の日常が変わり出しました。運動が好きな私にとっては、バランスボールをするということで既に個の私と向き合う機会となっていました。 肩こりやたまにの頭痛はありますが、
11月17日


世界早産児デーに寄せて――早産を経験した産後女性たちが語る“産後のケア”の意味
11月17日は「世界早産児デー(World Prematurity Day)」。 世界中で、早産や低出生体重児について理解を深め、早く生まれた赤ちゃんや家族を支えるために社会全体で考える日です。 日本でもこの時期、紫色のライトアップが行われ、早く小さく生まれた命を包むやさしさの色として街を照らします。 早産は、妊娠22週から37週未満で出産することを指します。 医療の進歩により小さく生まれた赤ちゃんのケアは整っていますが、退院後の生活にはまだたくさんの不安や負担が伴います。長い入院、頻繁な通院、感染への心配――そして、わが子を守るために外出を控えるうちに、母親自身が孤立しやすくなることも少なくありません。 認定NPO法人マドレボニータでは、そうした母たちにも安心して「自分のケアを取り戻す時間」を持っていただけるよう、受講料の一部を寄付でまかなう 「産後ケアバトン制度」 を運営しています。 この制度を通じて、早産などの事情で産後ケアが必要な方が経済的な理由で諦めることなく、産後ケア教室に参加できるようになっています。 今回は、早産の事由でこの制度を
11月12日


安心できる場で得られた「話すこと」の満足感~受講者インタビュー
練馬区と西東京を中心に活動する 産後セルフケアインストラクターの宮澤千尋 です。 今回紹介するのは、 『産後ケア・大泉学園教室』 の卒業生インタビュー。 第一子産後6ヶ月で、10月コースに参加し、 11月コースもリピート受講してくれた あっすー にインタビューさせてもらいました。 まずは 「対話の時間」 に感じたあっすーの思いを、紹介します。 安心して話せる場に出会えた 子連れということもあって、行く先の環境はけっこう気になります。産後ケア教室は、授乳もミルクも自由で、参加している人も同じくらいの月齢がいる。そんな安心感がありました。 こそだて広場だと、赤ちゃんが1時間いられたらハナマル。 でも、その1時間のために準備すると思うと腰が重たくて、行って誰もいなかったら「家でよかったな」って思ってしまう。 赤ちゃんも自由に過ごせて、安心して2時間過ごせることが、私には大きかったです。 “話す”って、こんなに心が動くんだ 最初は「対話?なにを話すんだろう」と思っていました。笑 保健所の〇ヶ月健診みたいな感じかと言えば全然違っ
11月4日


夫婦の会話に変化!「不機嫌オーラ」じゃなく「言葉で伝える」~受講者インタビュー
練馬区と西東京を中心に活動する 産後セルフケアインストラクターの宮澤千尋 です。 今回紹介するのは、 『産後ケア・大泉学園教室』 の卒業生インタビュー。 第二子産後6ヶ月 10月コース受講⇨11月コースリピート受講 してくれた“みたむー”の 教室参加のきっかけと 教室参加を通して大きく変化したポイント、 ぜひ読んでみてください! 出会いのきっかけ 産後ケア教室のことを知ったのは、まだ妊娠中のころ。出産準備のためにInstagramをよく見ていて、そこに流れてきた産後ケア教室の投稿を見たのがきっかけでした。 「へぇ~、こんな教室があるんだ」と思って、 通いたい気持ちは頭の片隅にありました 。 でも、出産してからはすっかり忘れていて、産後数ヶ月を過ぎたころ、ふと思い出して予約をしました。 当時は整体にも通っていましたが、 しっかり身体を動かせて、子連れOKだから託児代も不要。 「2時間×4回でこの受講料はお得だな!」と思いました。 体力がついて、行動範囲が広がった! 教室に通うようになってから、まず感じたのは 体力
11月4日


【11/1より開催・受付中】産後を“なんとか乗り切る”から、“準備して迎える”へ。——産後のくらし準備講座9月クール受講者アンケートより
出産後の生活は、誰にとっても未知の世界。心も体も大きく変化する時期を「なんとか乗り切る」だけでなく、あらかじめ「準備して迎える」ことができたら——。 認定NPO法人マドレボニータが開催する 「産後のくらし準備講座」 は、そんな思いから生まれたプログラムです。9月クールの受講者からは、こんな声が寄せられました。 「ぼんやりしていた“産後”が、はっきり見えた」 「イメージがつきにくかった産後の生活が、具体的に想像できるようになりました」「どのくらい大変なのか、無理せずどうしたらいいのかが分かって安心しました」 「知っている」だけで、心の準備が変わる。講座では、産後の体と心の変化を学びながら、産後ケアの3段階と支援の受け方などを整理していきます。 「夫婦の“話す”が、“対話する”に変わった」 「“シェアリング”という対話のヒントを実践してみたいと思いました」「講座で練習したおかげで、パートナーにも自分の思いを伝えられそうです」 産後を支え合うカギは、「対話」。 講座ではペアで話す・聞く“シェアリング”を体験することで自然に、普段のカップルのコミュニケー
10月30日


産科医が太鼓判!産後の“ゴールデンタイム”の過ごし方 〜受講後インタビュー〜
こんにちは。山本裕子です。 今回は、私が担当する産後ケア岐阜教室に、2年ぶりに第2子と一緒に参加してくださったともちゃんのインタビューをお届けします。 実は、ともちゃんは産科医でもあります。 今回も半年間という短い育休の時間を使って、第1子の時と同じく、2クール受講してくださり、今回のインタビューでは、産科医としての見解も聞かせてくださいました。 ぜひお読みください。 ―― 2年前、第1子のときに初めてマドレに参加 してくれましたよね? はい。妊娠中にオンラインのカップル講座に夫と参加したのが最初でした。初めての出産だったので「とにかく一通り受けてみよう!」と思って、マタニティエクササイズやヨガ、知育講座などに参加しました。子どもと一緒にお出かけするきっかけにもなりました。 ―― そして今回は第2子と一緒にカムバック! 前回、運動後の爽快感が忘れられなくて。体力もものすごくついたことを実感していたから「また受けたい」と思っていたんです。2人目は最初から「産後の体をどう整えるか」を意識していて、体力をつけて復帰したいし、産後のボーナスタイムを有効に
10月15日


振り返ってみて初めて腹落ちする!振り返り大事〜カップルで学ぶ産後ケア開催報告〜
こんにちは。山本裕子です。 この週末は『カップルで学ぶ産後ケア〜産後クライシスを乗り切ろう〜』を開催しました。 ご参加くださったのは、第1子の産後4ヶ月のご夫婦。 私もいつもお世話になっている 水谷衣里さん からのご紹介とのことで、これまた嬉しい出会いとなりました。ありがと...
10月12日


「自分にフォーカスする」産後ケアの学び 〜受講後インタビュー〜
こんにちは。山本裕子です。 今回は、産後ケア岐阜教室に、産後3ヶ月から5ヶ月までの3ヶ月間、マドレボニータの産後ケア教室になんと3クールも!参加してくれたあんちゃんのインタビューをお届けします。 あんちゃんとの出会いは、産後1ヶ月の時に参加してくださった「産前・産後の母親サ...
10月10日


【不安な気持ちより前向きな気持ちが大きくなりました】〜産後のくらし準備講座③参加者の声〜
9月初めから3週にわたって開催してきた『産後のくらし準備講座』 その最終回として、9/20に「カップルのライフデザイン編」を山本が担当しました。 ご参加くださったのは6組の皆さま。 妊活中の方や男性、産後間もない方や、子育て支援に携わる方など、今回も様々なステージの方がご参...
9月22日


「今後の生活に活かしたいことが学べた!」〜産後のくらし準備講座②参加者の声〜
こんにちは。マドレボニータの井端です。 9/13(土)『産後のくらし準備講座~仕事復帰に向けての過ごし方編』 開催しました。 『産後のくらし準備講座』は、産後に大きく変化するテーマごとに、 ご参加者同士で一緒に考えたり、話すことで、より自分らしい産後を過ごすための...
9月14日


会報「マドレ通信」第25号発行しました
この度、マドレボニータの活動をお伝えする会報「マドレ通信」第25号が完成しました。 2024年度(2024.10〜)前半までの活動をまとめています。 マドレ通信 表紙画像 特集として、今年度に注力している 受講者の皆さまへのインタビューを一挙掲載しました。...
9月13日


産後の”危機”を救ってくれたのは、産後ケア教室だった!~カップル受講者インタビュー
こんにちは。 産後セルフケアインストラクターの中桐昌子 (まさりん) です。 今回は、マドレボニータの 『産後ケア・ベルンの森クリニック教室』 7月コースに、 カップルでご参加くださった ”たけちゃん”ご夫妻(ご参加当時:産後2ヶ月) にインタビューしました!...
8月1日


ここにしかない産後ケアプログラムを多くの人に受けてほしい!~受講者インタビュー
こんにちは。 産後セルフケアインストラクターの中桐昌子 です。 今回は、 『産後ケア・金子レディースクリニック教室』 7月コース にご参加くださった ”とりちゃん”(ご参加当時:産後2ヶ月) よりいただいた ご感想メールをご紹介させていただきます。 ちなみに…とりちゃん、...
7月29日


まるで「上司と部下」の関係から、夫婦が「チーム」になるきっかけに!カップル受講者インタビュー
こんにちは。 産後セルフケアインストラクターの中桐昌子 です。 今回は、マドレボニータの産後ケア教室に、 カップルでご参加 くださった ”とりちゃん”ご夫妻(ご参加当時:産後2ヶ月) にインタビューしました! 5年前、第一子の産後に、...
7月29日


運動が苦手&嫌いな私が…楽しいから続けられた!〜受講者インタビュー〜
こんにちは。 産後セルフケアインストラクターの中桐昌子 です。 今回は 『産後ケア・金子レディースクリニック教室』 5月コースにご参加くださった ”みなみちゃん”(ご参加当時産後6ヶ月) が 寄せてくださった素敵なご感想メッセージを お届けしたいと思います。...
6月17日


【アンケート結果】「オンラインでリアルタイムにつながるからこそのストレッチ効果と安心感!」
昨年11月より開催している、 「ランチタイムでリセット!オンライン15分ストレッチ」講座 。 この1月からは土曜早朝開催もはじまり、産後・子育て中のかたはもちろん、 産後ケア教室卒業生さんや、 ランチタイムに職場から…などのさまざまな属性のみなさまにご参加いただきました。...
5月8日


【受講者の声】育児に追われる日々から、自分を見つめ直す時間へ。教室で起きた変化〜マドレボニータの産後ケア教室の現場から〜
出産を経た女性たちは、赤ちゃんのお世話に追われる日々の中で、自分自身の心や体の変化と向き合う時間を持つことが難しくなりがちです。 マドレボニータの産後ケア教室 は、そんな産後女性たちが「自分を取り戻す」ための場所。身体を動かし、心を開き、仲間と出会い語り合う――その時間がど...
4月19日


産後の夫婦関係もリハビリが必要!~受講者インタビュー~
こんにちは。 産後セルフケアインストラクターの中桐昌子 です。 今回は 『産後ケア・金子レディースクリニック教室』 2月コースにご参加くださった ”りっちゃん”(ご参加当時産後6か月) の 受講者インタビューをお届けします! ーコミュニケーションのワークでは...
4月9日


産後の”投資”は家族の幸せにつながる!〜受講者インタビュー〜
こんにちは。 産後セルフケアインストラクターの中桐昌子 です。 今回は 『産後ケア・金子レディースクリニック教室』 2月コースにご参加くださった ”いっちゃん”(ご参加当時産後3ヶ月) が 寄せてくださった素敵なご感想メッセージを お届けしたいと思います。...
3月28日


子育てと仕事の間で葛藤するママへ~道が開けた!産後ケア教室:受講者さんインタビュー~
こんにちは。 練馬区と西東京を中心に活動する 産後セルフケアインストラクターの”りんちゃん”こと、宮澤千尋です。 今回は産後ケア大泉学園教室12月コースを卒業し、 リピート受講もしてくださった”ひろみん”に インタビューをさせていただいた内容を紹介させてください! ...
3月26日





