

おなかの張りに気を付けよう【20週~23週】
妊娠6ヶ月(20週~23週)の心と体 子宮は妊娠する前の3倍程度に大きくなり、大人の頭くらいになります。大きくなった子宮が他の内臓を圧迫しはじめるので、便秘がちになります。 おなかがが張り出していると、歩くときや立ち座りなど、日常の動作でも体のバランスを崩しやすくなります。おなかが大きいとやりにくい家事もありますので、夫ができることは率先してやってもらいましょう。 また、足がつりやすくなり、夜中に足がつって起きてしまうことも。入浴で体をあたためてリラックスしたり、予防のためのセルフケアを日ごろから取り入れていきましょう。 この時期に気を付けたいこと 転倒に注意! おなかが前に張り出してきた体型は、自然と腰が反り気味になったり、また、その体の状態でバランスを保とうとするために、他の筋肉や関節に負担をかけてしまうこともあります。 妊娠前とは違うバランスになっていることを意識して、普段の家事や日常動作も気をつけるようにしましょう。おなかに負担がかかる家事は、夫と妻で相談して分担を。 足がつる・こむら返り 足がつるのは、ミネラルのバランスが崩れたり、冷え
2020年2月9日


運動を始めよう【16週~19週】
妊娠5ヶ月(16週~19週)の心と体 安定期に入り、心身ともに順調な妊娠経過を送っているなら、日常でできる運動のほかに、バランスボールなどの有酸素運動もおすすめです。 ただ、「やっと動ける!」といきなり動きすぎるのは注意。妊娠前の体と違っていることも頭の隅においておきましょう。自分の体の様子を丁寧に感じ取ること。「体の声」を聞きながら体を動かしていきましょう。 この時期に気を付けたいこと 妊娠中の変化に追いつくために 妊娠中はどんどん体が変化していきます。その急激な変化に対応しきれずに、母体にはさまざまな不快症状が起こります。子宮の重さによって腰痛が出たり、体の水分量が増えたため下半身にむくみが出てくることも。 ただし、筋肉で子宮を支えれば、腰痛は軽減されます。また、体内の水分を循環させるポンプ役の筋力があれば、むくみが緩和されます。 妊娠中に「筋力」をつけておくと、産後の回復が違います。同時に、自分の体がどんな状態なのか把握できることが大切です。この時期だからこそ、自分の体に向き合っていきたいものです。 日常でも筋力はつけられる...
2020年2月8日


安定期の体の変化【16週~19週】
妊娠5ヶ月(16週~19週)の心と体 妊娠5ヶ月に入り、「安定期」と呼ばれる時期に入ってきました。おなかのふくらみが目立ち、より妊婦らしい体になっていきます。 このころから、経産婦さんや敏感な方だとおなかの赤ちゃんの動き(胎動)を感じられる人がでてきます。最初は「腸が動いている?」と思うような感覚かもしれません。赤ちゃんがどんどん成長している様子を感じられるでしょう。 この時期に気を付けたいこと 夫は妊婦さんらしくなってきた妻を気遣いましょう おなかも大きくなってきて、つわりも楽になってきて、妻もすこし妊婦としての自分の身体に慣れてきました。比較的大きなトラブルが少ない「安定期」に入りましたが、妻には、これまで以上の気遣いを! だんだんとおなかが大きくなって、今までとは違う体勢や動き方をしなくてはいけない妻がリラックスできる時間を作ってあげましょう。 💡 この記事もチェック! マドレボニータでは、お産に向けての体力作りに、産後生活の準備、パートナーとのコミュニケーションなど、妊娠中に身につけておきたいことを学ぶための 「【オンライン】カップルで
2020年2月7日


貧血に気を付けよう【12週~15週】
妊娠4ヶ月(12週~15週)の心と体 おなかがふっくらしてきます。そのため、そろそろマタニティ服を準備してもいいでしょう。産前に着ていた服も工夫して着ることもできますが、ズボンなどはマタニティ用でないと着るのが難しくなっていきます。 成長していく赤ちゃんの影響が母体に出てきます。例えば、貧血。かなりの割合の方が妊娠中の血液検査で、貧血を指摘されます。 赤ちゃんの成長のために鉄分が優先的に使われてしまい、 「鉄欠乏性貧血」 になる場合も。そのため、ふだんから鉄分を多く含んだ食品や鉄の吸収をよくする栄養素を積極的にとるようにしましょう。 この時期に気を付けたいこと 毎日の食事で貧血解消 鉄分は体に吸収されにくい栄養素。肉や魚、レバーなどに多く含まれています。ヘム鉄と非ヘム鉄があり、主に動物性食品に含まれるヘム鉄は植物性食品に含まれる非ヘム鉄より吸収率が数倍多くなります。 そのままだと吸収率の低い非ヘム鉄は、ビタミンCと一緒にとることで吸収率がアップします。ほうれん草や小松菜、卵や大豆などの非ヘム鉄が含まれる食品は、ビタミンCが多く含まれる野菜やレモン
2020年2月6日


つわり終了!食生活と体重管理の注意点【12週~15週】
妊娠4ヶ月(12週~15週)の心と体 この終わりころにはつわりが治まってくる人が多いようです。子宮はグレープフルーツくらいの大きさで、外見でもおなかがふっくらしてきたとわかる状態になっています。 胎盤は妊娠15週くらいまでに完成するので、ホルモンの分泌が安定し、倦怠感や熱っぽさがなくなっていきます。 つわりがなくなり、食事がおいしく食べられるようになると、体重が増えすぎてしまうということも。バランスの取れた食生活に気をつけて体重管理を心がけていきましょう。 この時期に気を付けたいこと 規則正しい食生活 食べ過ぎると、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクを高めます。一方、食べないで、妊娠中にやせすぎてしまうと、赤ちゃんの成長に影響してしまうことも。質の高い食事をバランスよく食べることをおすすめします。 食事を規則正しい時間に取るようにすれば、過度な空腹で食べ過ぎてしまうことも防げます。朝昼晩の食事がきちんと取れるように生活リズムを整えていきましょう。 塩分・糖分を控えて、野菜中心に 味の濃い食事は、ごはんなどの主食(炭水化物)を食べ過ぎてしまいます
2020年2月5日


便秘と痔に注意!【8週~11週】
妊娠3ヶ月(8週~11週)の心と体 ホルモンの影響や、大きくなる子宮からの圧迫により、腸の動きが悪くなるため、妊娠中は便秘になりやすくなります。硬くなった便の排泄や血流の悪化が原因で、痔になってしまう人も。 基本的に、産院で薬を処方してもらえますが、自身の生活にも気を配ってみてください。姿勢が悪くて内臓を圧迫していないか。体を冷やす食生活や服装をしていないか。足首、おなか、腰回りを中心に、体を温め、血流をよくするセルフケアも積極的にしていきましょう。 この時期に気を付けたいこと 食事に気を付けよう 食物繊維が豊富な食材をうまく使って、便秘解消を心がけましょう。根菜や豆類などに含まれる不溶性食物繊維や海藻やフルーツなどに含まれる水溶性食物繊維をバランスよくとってください。 水分補給もしっかり 水分をとっておらず、体が常に水分不足という人も。妊娠すると血液量が増えるので、通常より水分が必要です。意識的に水分を摂るように心がけましょう。午前中に腸の動きが活発になるので、とくに朝の水分補給は大切。 決まった時間にトイレへ 排便は生活習慣と結びついているこ
2020年2月4日


つわりのピーク、上手に対応しよう【8週~11週】
妊娠3ヶ月(8週~11週)の心と体 このころは、つわりが激しくピークを迎える人も多いよう。食べられない、気持ちが悪いなど、不快な状態が長く続くことで、体力だけでなく、精神的にもつらくなってしまうことも。ストレスにもきちんと向き合って、生活面などで改善できることはないか、夫とも相談してみましょう。 また、つわりで食べられず、赤ちゃんの成長が心配になるかもしれませんが、栄養はしっかり届いています。まずは妻自身の心身のケアに集中しましょう。 下腹部が少しふっくらしてきたという人もいるかもしれませんが、外見では、おなかの大きさは今まで通りに見えます。周囲につわりがあることを伝えられなくても、「体調が悪いので助けてほしい」と伝え、他者の力を借りれるよう「頼る力」も少しずつ身につけていきましょう。 この時期に気を付けたいこと 周囲に報告するタイミングは? 妊娠10週を過ぎると流産の可能性が低くなるため、この時期に周囲や上司へ報告する人も多いようですが、安定期と呼ばれる妊娠16週までは報告をしない人もいます。組織で働いている人は、産休・育休によって組織内の人事
2020年2月3日


つわりは人によってさまざま【4週~7週】
妊娠2ヶ月(4週~7週)の心と体 つわりの原因は、はっきりとはわかっていません。症状や程度は人それぞれで、つらさが軽減される方法も個人差があります。ただし、つわりがひどいからといって、おなかの赤ちゃんに影響することはほとんどありません。本当につらいときは「おなかの中に赤ちゃんがいる証拠」だと思って。 つわりの症状は胃がムカムカして気持ちが悪くなったり、食欲が出なかったり、匂いに敏感になって吐き気をもよおしやすくなる人が多いようです。また、何か物を食べていないと気分が悪くなる「食べづわり」の人もいます。 この時期に気を付けたいこと 水分補給はしっかりと! 吐き気だけでなく、嘔吐もしてしまうという場合はとくに、意識的に水分補給を心がけるようにしてください。効率よく水分を吸収するよう、スポーツドリンクを薄めて飲んだり、水分の多い果物を取るなどして、脱水症状にならないよう心がけて。 胃を温める 夏でも氷のはいった冷たい物をとるのはできるだけ避けましょう。のどを潤す際も、カフェインの入った紅茶やコーヒーではなく、白湯やタンポポコーヒー、梅醤番茶などをあたた
2020年2月2日


妊娠がわかったら気を付けたいこと【4週~7週】
妊娠2ヶ月(4週~7週)の心と体 この時期は、おなかの赤ちゃんの中枢神経(脳や脊髄)、内臓、耳や目などの器官が作られるとき。重要な器官形成期となります。赤ちゃんに影響する薬、タバコ、お酒には充分に注意しましょう。 また、このくらいの時期に妊娠に気づく人が多いようです。妊娠4週目を過ぎると検査薬でも判定がはっきりします。体が熱っぽく感じたり、眠くなったり、便秘になったりなどの変化が出てくる人も。 この時期に気を付けたいこと 薬に注意 器官形成期なので、薬の影響で赤ちゃんの細胞分裂が正常に行われなくなってしまう可能性があります。風邪薬や解熱剤、便秘薬などでも、必ず医師と相談のうえ、服用してください。 こちらの情報も参考に 妊娠と薬情報センター: http://www.ncchd.go.jp/kusuri/ 禁煙しよう 喫煙も控えましょう。タバコの影響で血管が収縮し、おなかの赤ちゃんに届く酸素が不十分になってしまいます。酸素がうまく行き渡らなくなるのは母体にとっても同じことです。赤ちゃんはもちろん、自分のためにもタバコは避けるようにしましょう。受動喫煙
2020年2月1日