みなさんこんにちは!養成事業部の長野奈美です。
2021年養成スクール後期が始まりました。
今期は「産後ケア教室」を開催する
「産後セルフケアインストラクター」を目指す5人が、
新たな挑戦をしています。
オンラインで配信された課題を
1週間かけて取り組み、
動画で撮影して提出。
週1のスクーリングもオンラインと、
後半の実地研修以外を
すべてオンラインで開催する形式のスクールです。
慣れない動画撮影や
オンラインを駆使してのやりとりなど、
緊張感あふれる第1週となりました。
前日に初回の課題提出を終えたばかりの養成スクール生
お話しを聞きました。
(上が養成スクール生のさとちゃん、下がインタビュアーの長野)
▶︎「誰かに伝えたい!」という気持ちに
-まず1週目を終えていかがですか?
とにかく疲れました。やり切った感でいっぱい。
私は暗記するのが苦手で、
リードのセリフを覚えるのに苦労しました。
お手本動画の音を繰り返し聞いたり、
自分の声を録音してそれを繰り返し聞いたり、
セリフをラミネートしてお風呂まで持ち込んだり。
自分が一番記憶しやすい方法はなんだろうと
模索しながら1週間過ごしました。
提出課題の撮影では
「お、最後の方まで間違えずにいった!」と思っていたら、
最後の最後で間違えたり…
泣きそうになりながらやっていました。
それから、タスクがたくさんになってくると、
順序立てて片付けていくことが苦手なので、
どうやってさばいていこうかと考えるのが大変でした。
資料やファイルがたくさんになってくると
それだけで頭がフリーズしてしまって…(笑)
-課題に取り組むうえで工夫したことは?
水曜日のスクーリングでリードを見せ合ったときに、
「相手に伝えたい!」というパッションを感じるような話し方をしていて、
私も目の前にいる人に伝わるような話し方をしたいと思いました。
頭が真っ白になってセリフが飛んでしまっても、
自分の伝えたいことはちゃんと出てくるように、
体の中の仕組みも自分の中に
じっくり落とし込んで練習していきました。
とても時間はかかりましたが、
「誰かに伝えたい!」という気持ちが湧いてきました。
▶︎一緒に頑張ってくれている夫に「ありがとう」
ーパートナーやお子さんはどんな反応ですか?
いつもは子ども3人と寝ているんですが、
もう少し追い込みで課題に取り組みたかった木曜日には、
子どもに3人で寝てくれるようにお願いをして
寝てもらいました。
自分が寝室に行ったときに
子どもたちが3人同じ布団で寝ていて、
すごくほっこりしました。
部屋にこもって、課題に取り組んでいるので
夫が知らないうちにご飯をつくってくれたり、
保育園のお迎えに行ってくれていることもありました。
エントリー前から夫に
「協力してほしい」とお願いもしていたし、
気持ちの共有もしてきました。
夫も一緒に頑張って取り組んでくれています。
感謝の気持ちをちゃんと伝えられていないので、
「伝えたいな」と今、話しながら思いました。
ちょうど昨日、大学の同期が
自宅にケーキを差し入れてくれたんです。
マドレを教えてくれた友人です。
私は部屋に缶詰め状態になっていたので、
夫が受け取ってくれていて、
私に声をかけていいかわからずに
そのまま帰ってもらっていたので、
課題の投稿を終えて、台所に行ってから知りました。
同期と一緒に行こうと約束していて
養成スクール前に行けなかった
ケーキ屋さんのケーキでした。
張り詰めていた気持ちが一気にほどけて、
泣いてしまいました。
▶︎産後の大変さは「予防」できる
-看護師からインストラクターの道へ。
ずっとマドレのインストラクターになりたい気持ちはあったけれど、
踏み切れずにいました。
道東にインストラクターがおらず
オホーツクで4回コースを受けられないのが残念という気持ちと、
産後ケアを受けて自分が気持ちも体も元気になっていった経験を
誰かに伝えたいという思いがずっとありました。
思い切って東京まで
マドレDAYのイベントや
産後プログラム指導法集中講座に出かけていったことも。
コロナ禍になってオンラインでレッスンが受けられるようになって、
自宅にこもる生活が長い中でも、
体を動かして、コミュニケーションをとることで
心も体も元気になれた。
産後3年の私もたくさんの恩恵を受けることができました。
このバランスボールやストレッチのプログラムを
私も伝えたい。
看護師の仕事は好きだけれど、
自分の体験を誰かの産前産後につなげたいと
養成スクールにチャレンジする決意をしました。
今は「やりたい!」という自分の気持ちに
かけてみようという気持ちです。
-今後インストラクターとして目指していきたいことは?
地域の子育て中のご家族の身近な存在となれるよう、
夫・お父さんになる人に
優先的に両親学級を受けてもらえるようにしたいです。
お母さんをサポートする側の人にも一緒に
出産・産後の準備にかかわってほしい。
母子手帳をもらうときに、
「産前・産後ケアってのがあるんだよ」という情報も
当たり前に受け取れるように。
産前から
体づくりやパートナーシップを考えるということが
自然に行われることが、
オホーツクの文化になったらいいなと思っています。
病気にも予防医学という考え方があります。
産後の大変さも、
産前の予防や対策で軽減されると思うので、
産前から関われるのが理想です。
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平野聡恵(ひらの・さとえ)
北海道北見市在住、38歳。夫と長女(小3)次女(小1)長男(年少)の5人家族。
趣味は歌うこと(バンド活動経験あり)とドライブ。
「自分のやりたい!と思い進んだ道はどれもきっと正解で、
できるだけ自分の思う道に家族やみんなが進んでいけたらいいな」
との思いを込めた。
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