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産後一週間の心と体

更新日:7 日前

産後の心身は特殊な状況


出産によって妻の体はとても傷つき、消耗してます。また、ホルモンのバランスも短期間で激変し、免疫力も低下しがちです。


病気であればじっと寝ているような体の状態なのに、妻の心は赤ちゃんを無事に迎えた喜びで高揚しています。赤ちゃんのお世話をつい張り切ってしまったり、出産の報告をブログやSNSで知らせてしまったり…。


ハイになってしまう人も


出産後の高揚感からハイになってしまう人もいます。逆に体が回復していない状態での赤ちゃんのお世話をはじめとする多忙な入院生活にマタニティブルーズになってしまう方も。


出産直後の入院時期は、とにかく体と心のバランスが崩れやすい時期でもあります。


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妻の体を休めることを最優先に


赤ちゃんのお世話も始まり、ただでさえ忙しい入院生活。出産直後はまず十分な休養を取ることを最優先にしましょう。子宮や産道、会陰にはまだ傷があり、体は疲れやすく不安定な状態です。また、授乳が始まり睡眠は小刻みになります。授乳の合間にできるだけ体を休めるようにしましょう。


緊張緩和には骨盤呼吸法


出産後の緊張した心身をほぐすためには、横になったままできる骨盤呼吸法がおすすめです。


💡この記事もチェック!

骨盤呼吸法の手順については、別記事「自律神経を整える呼吸法」を参照してください。


また、お役立ち情報の「産後のリハビリ」では、様々なセルフケアの手順を写真入りでわかりやすくご紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。


後陣痛がある人は


出産後、子宮は収縮します。このために起きる痛みを「後陣痛」と呼び、産後2~3日が強くなりがちです。痛みを緩和するには、うつぶせになってみましょう。子宮が適度に圧迫され、不安定になった子宮の後屈を防ぐのにも効果的です。痛みが我慢できない場合は産院に相談しましょう。


💡この記事もチェック!

お役立ち情報「産後のリハビリ」内にある「うつぶせケア」も合わせてチェックしてください。



出産報告は夫に任せよう


友達からのお祝いコメントは嬉しいものですが、産後の目を休めることも大切です。メールやSNSなどスマホや携帯でやりとりしているときには交感神経が刺激され、リラックスしにくい状態になります。出産報告などのやりとりは夫に任せて、妻は静養しましょう。


(監修: 杏林大学 保健学部 准教授 佐々木 裕子 先生)

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