東京マラソン2025を翌日に控えた3月1日、マドレボニータのチャリティランナーとして出走された方をゲストにお招きし、Instagramライブを実施しました。
事前にご回答いただいた内容や、当日の様子を元に開催レポートをお届けいたします。
(以下敬称略)
山本:
みなさん、おはようございます。
いよいよ明日、東京マラソン2025が開催されます。
マドレボニータは東京マラソン財団チャリティ RUN with HEARTの寄付先団体なのですが、今日はマドレボニータのチャリティランナーとして出走してくださるランナーの皆さんに、今の心境や、日本とアメリカにおける産後のマラソン事情の違いなど、いろいろお聞きしてみたいと思います。

早速、今日お話してくださる皆さん、お一人ずつ自己紹介をお願いします。
まずは簡単に、お名前・年齢・お子さんの年齢、あとみなさんの関係性を簡単にお聞かせください。
お一人目は、今大会のマドレボニータのメインビジュアルのモデルになっていただいた、長谷知穂さんです。よろしくお願いします。
知穂:おはようございます。長谷知穂と言います。普段は会社員をしています。今、52歳です。16歳の娘と12歳の息子がおります。私とMiyukiさんは元資生堂の川越学監督のオンラインマラソン部を通じて知り合いました。別々の地域のメンバーとオンライン駅伝のチームで一緒に走ったことがきっかけで、以来リアルでも何回かフルマラソンを一緒に走る仲間となっています。
山本:ありがとうございました。それでは続いて、Janeさん・Marieさん・Miyukiさん、という順番に自己紹介をお願いします。
Jane:Hi, i’m Jane, I have twin girls who are 22 years old, I am engineer and I work inenvironmental health and safety. I’m also a running coach and a weightlifting coach, I love to lift heavy and run and coach other women in weightlifting and running. I am a coach for the Albuquerque Roadrunners, Marie and Miyuki joined the women in training group and trained for a 5k with me.
(こんにちは、私はジェーンです。22歳の双子の娘がいます。エンジニアをしていて、環境衛生と安全の分野で働いています。 また、ランニングコーチとウエイトリフティングコーチもしています。重いものを持ち上げることや走ることが大好きで、他の女性たちにウエイトリフティングやランニングを指導するのも楽しんでいます。マリーとミユキは「ウィメン・イン・トレーニング」グループに参加し、私と一緒に5Kのトレーニングをしました。)
Marie:Hi, I'm Marie. We're from Albuquerque, New Mexico. I am 57, and I own a
construction company. I've got two boys, a 31-year-old and a 40-year-old, and we have been running for like seven years together and do a bunch of races together.
(こんにちは、マリーです。私たちはニューメキシコ州アルバカーキ出身です。私は57歳で、建設会社を経営しています。31歳と40歳の息子がいて、ジェーンとは7年ほど一緒に走っており、さまざまなレースに参加しています。)
Miyuki:おはようございます。大阪出身で、今、ニューメキシコに住んでいます。 歳は57歳。 子どもは男の子と女の子で、26歳と24歳です。 この2人と一緒に、よく一緒に走っております。 よろしくお願いします。
山本:ありがとうございます!こんなメンバーで今日はお話を進めていきたいと思います。では、ちーさん、進行をお願いします。

北澤:おはようございます。マドレボニータ事務局の北澤です。私は今、アメリカのカリフォルニア州から参加しています。今日は、東京マラソン2025のボランティアスタッフのひーちゃんがコメント欄に英訳を投稿してくれています。ひーちゃん、ありがとうございます。
では、早速、みなさんにお聞きしたいことをいくつか準備したので、順番にお聞きしたいと思います。最初の質問は皆さんにおうかがいします。
【Q1】いつから走り始めましたか?(走歴)、また産後いつから走りを再開しましたか?
So, let me ask everyone the first question.
When did you start running, and when did you resume running after childbirth?
知穂:2000年3月に新卒で入った会社を退社してから走り始めました。翌年7月1日に留学先のCanada dayの10Kの大会に出たのが初レースです。
産後は2008年に長女を出産し、外に出たいあまり、首が座ったばかりでまだ離乳食が始まってないくらいの時に両親にお願いして実家の周りを30分くらい走って戻ったらギャン泣きしていたのが最初でした。そのためしばらく走るのは封印しましたが、半年で職場復帰してからはランチタイムに皇居を走っていました。
Jane:I started running when my girls were probably six. Twins is a lot, so I probably didn't get out of the house to do much of anything until they were at least two. And then I kind of built up from there, and then eventually, I've never been a runner. I was never a runner when my kids were little. Before my kids were born, running seemed like it was really hard, really scary. So, I kind of talked myself into it when they were maybe six, and I kind of built up from there. I started with like a 5k, and then I said, well, if I can do that, I can do 10k, and then
built from there, and got up to Ultra, and Ironman, and a whole bunch of other crazy stuff.
(私が走り始めたのは、娘たちが6歳くらいのときでした。双子の育児はとても大変で、彼女たちが少なくとも2歳になるまでは、ほとんど外に出ることもなかったと思います。それから少しずつ走るようになって、少しずつ積み重ねていきました。私はもともとランナーではなく、子どもが小さいころも走っていませんでした。子どもが生まれる前は、ランニングはとてもきつくて怖いもののように思えていました。でも、娘たちが6歳くらいのときに「やってみよう」と思い立って、そこから少しずつ積み重ねていきました。最初は5kmから始めて、「これができたなら10kmもいけるかも」と挑戦し、それを繰り返していくうちに、ウルトラマラソンやアイアンマン、その他のクレイジーなレースにも出るようになりました。)
Marie:I started running after the birth of my youngest child, which was 25, and right after that, I didn't stop running. I mean, my husband was in the military, so he ran a lot, so I ran with him a whole bunch.
(私は末っ子を出産した後、25歳のときにランニングを始めました。そしてその後、一度もやめることはありませんでした。夫が軍に所属していて、よく走っていたので、私も彼と一緒にたくさん走るようになりました。)
miyuki:アメリカに住んでいて、日本語で話せる場を探していて。10年ぐらい前、週に一度同世代の日本人と運動した後、食事をする会がきっかけでした。5キロも走れない状態でした。日本語で話す機会がこれだけだったので、それだけのために参加していました。そのあと、ジェーンのトレーニングに参加して本格的に走り始るようになった。それから仲間たちにけしかけられて、5キロから10キロ、10キロからハーフマラソン、ハーフマラソンが走れるならフルマラソンも走れるよという感じで、今に至っています。
北澤:みゆきさんの『日本人と話せるだけでも・・・』というきっかけ、私も海外に住んでいるので、すごくよくわかります。でも、その後のお二人との出会いが、すごい大きかったんですね。ありがとうございました。
では、次の質問はジェーンさんとみゆきさんにお伺いしたいと思います。
【Q2】出産後、どんな苦労や喜びがありましたか?
Jane, could you take the next question first?
What challenges and joys did you experience after giving birth?
Jane:You know, the first couple of years after my girls were born are blur. I'm really glad that there were other people taking pictures because I remember very much of it. So, yeah, it was really challenging to find myself, find my time for myself, kind of figure out who I was post-childbirth because it really does change your identity and your feeling of who you are and how people view you. So that was a big challenge. The joy was kind of the challenging myself to decide to dig into raising little people and shaping their lives and challenges to myself about how I wanted to be around them. One of the big things that I did was completely shift my diet. Before I had kids, I didn't care about what I ate. But once I had kids,
I realized that they were watching me, and I really had to pay attention to what I ate and what I thought and how I thought about things and how I described things to them. So it was both a challenge and a joy to just sort of like to try a new way of thinking.
(娘たちが生まれて最初の数年間は本当にあっという間で、よく覚えていないんです。写真を撮ってくれた人がいたことに、とても感謝しています。だから、自分自身を見つけることや、自分の時間を持つこと、出産後の自分がどんな存在なのかを考えることが大きな課題でした。出産は、自分のアイデンティティや自己認識、さらには周りからの見られ方まで大きく変えるものだと実感しました。
でも、喜びもありました。それは、「小さな人間を育て、彼らの人生を形作る」ということに本気で向き合う挑戦でもありましたし、自分がどんな親でありたいかを考えることも、自分自身への挑戦でした。
大きな変化のひとつは、食生活の見直しでした。子どもが生まれる前は、食べるものなんてあまり気にしていませんでした。でも、子どもが生まれてから、「私の行動を見ているんだ」と気づいて、それからは自分が何を食べるのか、何を考えるのか、どんなふうに物事を捉えて、子どもにどう伝えるのかを意識するようになりました。それは、挑戦でもあり、同時に新しい考え方を試すことができる喜びでもありました。)
miyuki:海外での出産をするだけでもかなりチャレンジだった。まず日本語で受けられるサポートが一切なく、日本語で質問をしたりすることができなかったことは大きかったです。また頼れるのはアメリカ人の主人のみ、家族も友人もそれほど居ない中での子育てでした。その頃はネットもなくて検索もできなかったから、やるしかなかった。やはり自分の子どもを持てたこと自体が喜びでした。(子どもを)持ってみて初めて、こんなにやることが好きなんだなと思った。
北澤:ありがとうございました。
>>後半は続く・・・
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