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「産後の日」に寄せて


3月5日は産後の日。


昨年はチャリティーランナーとして走った東京マラソン。

今年は寄付先団体として、 ブース出展など初めての挑戦をしています。


赤ちゃんが生まれて幸せだけど

緊張感のある毎日はちょっと苦しく孤独も感じてしまう。


赤ちゃんが寝つくまで抱っこをして

息を潜めて着地させたら、またすぐに起きてしまう。


だから、肩こりや腰痛は当たり前。


ベビーマッサージは毎日頑張るのに

自分のマッサージに行くことは難しい。


どんどん自分のケアが後回しになってしまっても

自分自身も、世の中も 「お母さんだから」と

しんどさには蓋をして 頑張り続けることを求めてしまう。


そんなことが「当たり前」とされてしまう

日本の世の中を変えたい!と思って

マドレボニータのインストラクターになって5年。


私自身も、ランニングしたりヨガしたり

一人でランチに行ったり

夜に一人で映画に出かけたり

自分のケアを大切にするようになりました。


楽しさを求めて 仕事でも私生活でも冒険することもたくさんするし

「お母さんだから」の前に

「一人の人間として」どうしたいかを

まず考えられるようになりました。


そればっかりじゃなくて 泣く泣く断念することも、もちろんあります。


それでも諦めずに工夫をすることで

一番の楽しさである「達成感」を味わうことができると感じています。



\ 母になっても 楽しさも 快適さも 追い求めていい /

このキャッチコピーは 私が考えました。


忙しい日々の合間に、工夫して時間を捻出して

たくさん練習を重ねてきた

東京マラソンを走る産後女性を心から応援したい。


幼な子を背負いながらフィニッシュしたこの女性だけじゃなく

たくさんの産後女性がいろんなものを背負いながら

きょうも奔走しています。


母になっても、自分の楽しさや快適さにももっと貪欲になっていいし、

当たり前に追い求められる社会を、つくっていきたいと思っています。


「産後の日」に寄せて。

認定NPO法人マドレボニータ理事 長野奈美

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